アルコール・ギャンブル・薬物依存
やめたい気持ちと、やめたくない気持ち。
その両方があることは、おかしなことではありません。
依存症の回復を支援する現場では、この「両方の気持ちが同時にある状態」を「両価性(アンビバレンス)」と呼びます。それはむしろ、正直な状態です。
ここでは、どちらの気持ちも否定しません。まず、正直に話せる場所から始めましょう。
守秘義務について
カウンセリングで話した内容は、原則としてすべて守秘義務の対象です。ここで話したことが、家族・職場・警察などに伝わることはありません。
公認心理師・臨床心理士には、法律および倫理規定により厳格な守秘義務が課されています(公認心理師法第41条)。違反した場合は資格の取り消しや罰則の対象となります。
例外は、あなた自身または他の人の生命に重大な危険が差し迫っている場合のみです。その場合も、可能な限りあなたに事前に説明します。
「話したことが外に出るのでは」という心配は、どうか持たないでください。ここで話したことは、ここだけにとどまります。
sasafuneで扱うこと
こんなことを一緒に考えます
「正直に話せるわけがない」と思ってここに来た方へ。
依存症の支援の場では、「やめたくない」「なぜやめないといけないのかわからない」という言葉を、何度も聞いてきました。その言葉を否定したことはありません。
やめる・やめないの結論を、最初から出す必要はありません。今感じていることを、正直に言葉にするところから始めれば十分です。
一人で抱えてきた時間の長さだけ、しんどかったはずです。その重さを、少しここに降ろしてみてください。
使用するアプローチ:個人SMARPP・動機づけ面接(MI)・認知行動療法(CBT)・マインドフルネス
この記事を書いた人
笹森 千佳歩
公認心理師(第4030号)・臨床心理士(第34821号)
国立高度専門医療研究センター 常勤心理師として約10年従事。
依存症支援10年・SMARPP・動機づけ面接・CBT専門。