本音を話そうとしたのに、
うまく受け止めてもらえなかった。
思いきって頼ったら、
想像していた答えが返ってこなかった。
そんな経験が重なるうちに、
本音を出すことが、怖くなっていく。
10年近く医療の現場で働くなかで、
そのような方々に数えきれないほど出会ってきました。
また、退院や復職(社会復帰)は
ゴールではなく、通過点であり、
病院という枠組みだけでは、
支えきれない時間があることを感じてきました。
支援が届いている人がいる一方で、
どこにも届かないまま一人でいる人。
症状が回復し社会復帰して
病院のフォローは終わったけれど、
まだまだしんどい人。
診断がついておらず、制度の対象にならない人。
もっとつらくなってから。
自分よりもっと大変な人がいるから。
こんなことで相談していいのか。
「相談するほどでもないか」と
一人で乗り越えようとされていた人を、
繰り返し目にしてきました。
「相談する」が、特別なことではなく
日常の選択肢のひとつになってほしい。
そう思って、sasafuneをつくりました。
今の悩みは、小さく感じられても大丈夫です。
話すことで見えてくる整理があります。
一人で抱え込まず、
安心して立ち寄れる場所として、
一緒に考えていきたいと思います。
笹森 千佳歩