「辞めるべきか、続けるべきか」
その二択で、
決めようとしていませんか。
大きな決断の前に、
整理しておきたいことがあります。
仕事を辞めたいと思ったとき、
「辞めるべきか」
「もう少し続けるべきか」と、
二択で考えてしまうことがあります。
けれど、
大きな決断をする前に、
一度確認しておきたいことがあります。
それは、
今の自分の状態、
いる環境、
そして次に向かう理由。
この3つです。
① 今の自分は、冷静に判断できる状態か
最初に考えたいのは、
会社ではなく、
自分自身の状態です。
たとえば、
うつ状態が、
まだ残っていないでしょうか。
- 眠れない
- 食欲が落ちている
- 何をしても楽しめない
- 考えがまとまらない
- 自分を必要以上に責めてしまう
心身が大きく疲れているときには、
将来について考えても、
どうしても悲観的な方向へ、
傾きやすくなることがあります。
もちろん、
「うつだから退職を考えてはいけない」
ということではありません。
「今の自分が見ている職場」と、
「少し回復した自分が見る職場」は、
同じように見えるだろうか。
そう、一度立ち止まってみることです。
治療中であれば、
今の状態について、
主治医などに相談してみるのも、
一つです。
② 今の職場で、変えられることは本当にないか
次に考えたいのが、
職場環境です。
仕事がつらいと、
「この会社ではもう無理だ」と、
感じることがあります。
でも、
会社全体が合わない場合もあれば、
一部の環境が合っていない場合もあります。
業務量は変えられるかもしれない。
担当業務も変えられるかもしれない。
異動という選択肢が、
あるかもしれない。
一方で、
会社の文化や仕事内容そのものなど、
自分ではなかなか
変えられないこともあります。
ここで一度、
「変えられるもの」と
「変えにくいもの」を、
分けてみる。
そしてもう一つ大切なのが、
自分が望んでいることを、
職場は知っているだろうか、
ということです。
上司に、困っていることを相談したか。
どのように働きたいのか、伝えたか。
何が変われば続けられそうなのか、
話したか。
伝えてみても、
何も変わらないことも、あります。
しかし、
まだ伝えていないのであれば、
退職を決める前に試せることが、
残っているかもしれません。
③ 「今の仕事から離れたい」のか、「次の仕事に行きたい」のか
最後に考えてみたいのが、
次の仕事について、
どう感じているかです。
転職先やこれからの働き方を
想像したとき、
少しでも「こう働いてみたい」と、
思えるでしょうか。
それとも、
「とにかく今の職場から逃れたい」
という気持ちが、
大部分を占めているでしょうか。
もちろん、
つらい環境から離れること自体が、
必要な場合もあります。
「そこへ行きたい」は、
似ているようで、違います。
次の仕事に、希望を持てているのか。
どんな働き方なら、
自分に合いそうなのか。
今回の職場でつらかったことを、
次はどう変えたいのか。
ここまで考えられるようになると、
退職は、
単なる「逃げる・逃げない」
という話ではなくなります。
おわりに|辞めるかどうかより、まず整理してみる
退職には、
誰にでも当てはまる正解は、
ありません。
だからこそ、次の3つを、
一度分けて考えてみてください。
- ① 今の自分は、判断できる状態か
- ② 今の環境に、変えられる余地は残っているか
- ③ 次に向かいたい理由があるか
3つとも考えたうえで、
「それでも辞めたい」と思うのであれば、
それも大切な判断材料です。
逆に、
「もう少し試せることがありそうだ」と、
気づくこともあるでしょう。
大切なのは、
辞めないことでも、
辞めることでもありません。
自分が納得できる材料を集めてから、
決めることです。
複数の方との関わりから見えてきたことを
一般化して書いています。
特定の方の相談内容にもとづくものではありません。
また、体調やお薬に関わることは、
主治医にご相談ください。